こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。
今回紹介するのは、このカード
悪夢の蜃気楼 です。
言うまでもなく、バリバリの禁止カードですね笑(考察する意味はない気が・・・)。
ドローに厳しい傾向にある遊戯王において、一時的ではあれど4枚になるまでドローという強烈すぎる性能は、強欲な壺や天使の施しすらも可愛く見えてくるレベル。
しかも、他のカードと組み合わせることで更なるドローを生み出すという鬼畜っぷり・・・
本記事では、某ポケモンカードのオー〇ド博士さえ彷彿とさせるこのカードについて紹介していきます。
悪夢の蜃気楼の基本情報
永続魔法(禁止カード) 相手のスタンバイフェイズ時に1度、 自分の手札が4枚になるまでデッキからカードをドローする。 この効果でドローした場合、次の自分のスタンバイフェイズ時に1度、 ドローした枚数分だけ自分の手札をランダムに捨てる。
テキストはこんな感じです。
ドローできるのが相手のターンであり自分のターンになれば同じ枚数捨てなければならない、いわば手札交換にしかならないという所で、コナミ的には仮に4枚ドローしたとしてもバランスが取れているという認識だったのだと思われます。
確かに捨てるカードがランダムであるが故に、いくらドローしたとしてもコンボを決める為のキーカードやエクゾディア等を墓地に送ってしまうリスクがありますし、スタンバイフェイズである為に活用するしづらいとも言えます。
しかし、このカードの真価は他のカードと組み合せることによって発揮されます。
夢の2:8交換が実現!?
サイクロン、非常食による除去
このカードは永続魔法であり、ドローする効果も手札を捨てる効果も、フィールド上に存在して初めて適用されます。
これはドローする前に相手に除去されてしまうかもしれない、というデメリットでもありますが、逆にメリットと取ることも出来ます。
つまりスタンバイフェイズの捨てる効果が適用される前に自分で悪夢の蜃気楼を除去してしまえば、捨てる効果は適用されず自分は大量にドローだけできる、ということです。
例えばサイクロンや非常食といったカードでドロー後の悪夢の蜃気楼を墓地に送ることで、デメリットを踏み倒しいとも簡単に2:4交換を成立させることが出来るのです。
王宮の勅命による無効化
また、更に恐ろしいことが王宮の勅命と組み合わせることで可能になります。
(※現在ではエラッタされ再現不可です。当時のコンボとして脳内補完してください)
永続罠(制限カード) このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。 700LP払えない場合このカードを破壊する。 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。
王宮の勅命は敵味方問わずフィールド上の魔法カードの効果を無効にする能力を持っていますが、このカードを自分のスタンバイフェイズに発動すると、当然悪夢の蜃気楼の自分のターンの効果も無効になり、手札を捨てる必要がなくなります。
さらに相手のスタンバイフェイズに維持コストを払わず、王宮の勅命を破壊すると、悪夢の蜃気楼の効果が再び適用されドロー効果を使うことが出来る、なんと2:8交換が成立するのです。
余談ですが、ポケモンカードのオーキド博士は7枚ドローする効果を持ったカードで1:7交換ですから、悪夢の蜃気楼と王宮の勅命はアドバンテージ的なことを言えばオーキド博士に匹敵するパワーということになります。
この凶悪コンボがアニメで登場!?
このように、禁止になるべくしてなった悪夢の蜃気楼ですが、実はアニメで何度か使われたことがあります。
それも非常食と組み合わせて、デメリットを踏み大してドローするコンボで・・・
なんと使用者はGXの主人公である遊城十代!
融合デッキ故の手札消費をこのカードで補っていたんですね~
ちなみに十代は他にもミラーフォースに神の宣告などなど、度々ガチカードを使用しています笑。
まとめ
という訳で悪夢の蜃気楼の紹介でした。
カード名の通り相手プレイヤーにとってはまさに”悪夢”となるこのカードですが、個人的には効果自体は面白いカードだと思っていて(カードパワーは高すぎますが)、霞の谷の雷神鬼でセルフバウンスしたり暗黒界の効果を起動したりと、工夫すれば色んな組み合わせがありそうな気がします。
エラッタはしなくてもいいので、サイズダウンしたようなカードが出ないかなーと密かに思っていたりするんですが・・・
どうです?コナミさん?
もし面白い!と思ってくれた方はSNSボタンでシェアよろしくお願いしますm(_ _)m
YouTubeでも盤面動かしながら解説してるのでよろしければどうぞ~
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