本記事では竜核の狩猟者&竜核の呪霊者のストーリーを紹介します。
竜角の狩猟者
竜角の狩猟者はEXTRA PACK 2015で登場した戦士族のペンデュラムモンスターで、フレーバーテキストは以下の通り。
疫病に苦しむ故郷の村を救うため、霊薬の原料となるドラゴンの角を乱獲する女戦士。
その村はすでに、棲み処を追われたドラゴンたちによって踏み荒らされ、焼き尽くされてしまった事を、彼女はまだ知らない・・・。
本ストーリーは、登場イラストが極端に少なくフレーバーテキストが主な情報源になりますが、初出のこのカードから遊戯王ストーリー特有のバッドエンドを感じさせます。
イラストを見てみると、フレーバーテキストの通りドラゴンを討伐する女性戦士が描かれており、その手には倒したドラゴンの角が大事そうに握られています。
また英語版ではカードのイラストサイズが異なる為、日本語版では見えなかったもう一本の角が描かれていることが分かります。
捲土重来
捲土重来では、ドラゴンと交戦中の様子が描かれています。
竜角の狩猟者が仮面竜の顔面に一撃を加え、仮面竜が激昂し反撃しようとしているようです。
遊戯王/N/ストラクチャーデッキ巨竜の復活SD13-JP013[N]:仮面竜
捲土重来は「一度戦いに敗れた者が再び勢いを取り戻して巻き返す事」という意味です。
カードの効果からも併せて考えると、ステータスアップは仮面竜の反撃を、破壊時のドロー効果は狩猟者が仮面竜を討伐し角を手に入れたことをイメージしていると思われます。
また討伐され命を落とした仮面竜はその後、質量を持たない精神世界の存在である幻竜族の破面竜として生まれ変わっています。
遊戯王/N/ネクスト・チャレンジャーズNECH-JP035[N]:破面竜
竜核の呪霊者
ドラゴンを狩り続けた彼女の末路がこの竜核の呪霊者です。
フレーバーテキストは以下の通り。
永きに渡って狩り続けたドラゴンの返り血により、常人ならざる力を宿した女戦士。
その魂は斃されたドラゴンの怨嗟に染まり、疫病を撒き散らす邪悪な竜核へと成り果てた。
もはや帰る故郷もなく、本能のままに刃を血に染めたその目的は、彼女自身にも思い出せない・・・。
やはりバッドエンドに落ち着いてしまったようです・・・
イラストを見ると、フレーバーテキストの通りドラゴンの呪いのようなものが彼女を取り囲んでいます。彼女自身も鎧がドラゴンの鱗のように変形し、種族も戦士族からドラゴン族へと変更され、人間では無くなったことが分かります。
推察&まとめ
最終的に彼女は呪霊者になり疫病をまき散らす竜核へとなり果ててしまいましたが、元々彼女の目的は疫病に苦しむ村を救う事だったはず。
「ミイラ取りがミイラになる」ではないですが、この構図を見るに彼女の村に疫病を持ち込んだのは、もしかしたらまた別の呪霊者だったのではないでしょうか?
であるならば彼女が生み出した疫病を撃退するために、また別の狩猟者がドラゴン狩りに向かうという、救いようのないループが続くのかもしれません。
幸か不幸か、このシリーズは人気があるようなので新たな狩猟者が現れる展開は十分ありそうです。
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