本記事では、墓穴ホールのイラストを元に墓穴シリーズのトリビア&ストーリーを紹介していきます。
墓穴ホール
まず最初に、墓穴ホールのイラストを見て見ると、様々なモンスターが描かれています。
セコセコと穴を掘る墓掘りグール
そのグールに指示を出している「腕」
浅すぎた墓穴のモンスター2体
情報量が中々多いのですが、一つ一つ見ていきます。
墓掘りグール
墓穴ホールのイラストでは「腕」に命令されてあちこちに穴を掘らされている墓掘りグール。
普段死体漁りをしているとは言えそんなに貧弱そうには見えないのですが、「腕」の命令には逆らえないようです。武器?をスコップ代わりに汗を垂らしながら穴を掘っている姿が情けない・・・
因みに墓掘りグールはOCG初の「除外」効果を持つカードとして登場しています。
グールが墓を掘り起こして死体を喰らってしまうことでモンスターが墓地から居なくなる、というイメージの元デザインされたと思われます。
初版Vol3では
「相手墓地から2枚までのモンスターカードを取り除くことができる。それらはそのデュエルではもう使用できない」
という解釈が難しいテキストになっていたり、カード名の「掘」の漢字が「堀」になっていたりと色々と行き届いていない部分がありました。
「腕」
続いてグールをこき使っている「腕」ですが、これは皆さんよくご存じの墓穴の指名者のイラストに登場しているあの「腕」です。
墓穴の指名者において、「腕」は墓場を訪れた男性の前に地面から突如として現れ、標的として狙いを定めるかのように指差しをしています。
遊戯王/N/ノーマル/ストラクチャーデッキR -デビルズ・ゲート-SR13-JP031[N]:墓穴の道連れ
そしてこの後の様子を描いた墓穴の道連れでは、男性を地面へと引きずり込むことに成功している様子。
遊戯王/N/デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズDBGI-JP043[N]:おろかな重葬
また「腕」はおろかな重葬のイラストにも登場しており、おろかな副葬の腕の前にも地面から現れて幅を利かせている様子が描かれています。
ただ後に登場したサイコな埋葬のイラストを見ると「機械の腕」には敵わなかったようです・・・
遊戯王ラッシュデュエル/N/魔法/最強バトルデッキ ロミン -サイキックビート-RD/SBD4-JP021[N]:サイコな埋葬
このように神出鬼没で血気盛んな「腕」ですが、グールに墓場を掘らせたり人間を引きずり込んだり、何が目的なのか気になる所です。
あくまで仮説ですが、腕以外のパーツが見えない(=無い?)ことを考えると、自分の身体を探しているのかもしれません。その為に無くしてしまった身体のパーツを見つけるべくグールに墓場を掘らせたり、生きた人間を捕まえて利用したりしている、と考えると辻褄が合うような気もします。
浅すぎた墓穴
最後に、浅すぎた墓穴の2体のモンスター。
この2体が登場している浅すぎた墓穴のイラストは、「墓穴が浅かったことで死にきれず、アンデットとして蘇ってしまった」というカードデザインの元、戦士のモンスターと蛇型のモンスターがそれぞれ這い上がっている様子が描かれています。
その一方で墓穴ホールでは、蛇型が翼を使って穴から戦士を引き揚げている様子が描かれています。何故こうなったのかと言うと、これは深すぎた墓穴のイラストがアンサーになっています。文字通り墓穴が深過ぎて戦士は自力で這い上がれなかった為、浮遊できる蛇型が引き揚げているようです。
遊戯王/N/ストラクチャーデッキr -ウォリアーズ・ストライク-SR09-JP040[N]:深すぎた墓穴
なので時系列としては
浅すぎた墓穴から復活して地上に出る
↓
グールの掘った穴に落ちる
↓
蛇型に助けてもらって這い上がる
という流れになっているようです。
まとめ&今後の展望
元々単体では関わり合いの無いカード達が、墓穴ホールのイラストで集まって「墓穴」シリーズを形成しているのが個人的に好きでお気に入りです。
今後は、「腕」がグールに穴を掘らせている理由だったり、引きずり込まれた男性がどうなったのかが解明されていくのではないかと考えています。
また早すぎた埋葬シリーズのような「墓」関連のカードとも絡みがあるのではと思っています。
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