本記事では原作出身のマイナーカード闇魔界の覇王の豆知識&イラストストーリーを紹介、考察していきます。
実は不憫?な闇魔界の覇王
本題とは少しずれますが、まず最初に闇魔界の覇王の豆知識を紹介します。
このカードは元々原作王国編の遊戯VS闇のプレイヤーキラー戦で登場した一枚なのですが、実はカード化される際に地味に不憫な目に合っています。
守備力が1530と中途半端な数値に
これは原作内で攻守を30%アップさせるフィールドの影響下で登場したことで、OCG化の際にKONAMIの謎の計らいによって、正規のステータスになるように30%減の数値に調整されてしまった為です。
同様の理由で闇くらましの城やダークキメラなども中途半端なステータスでカード化されています。
哀愁を感じるイラストのポージング
KONAMI版では正面からのポージングで良い感じに描かれているのですが、バンダイ版では何故か原作のカオスシールドに閉じ込められているシーンのポージングがカードイラストに採用されてしまいました。
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他に採用出来そうなポージングはあったのに何故・・・
まさかの15年越しにストーリー開始
このように地味に不憫な境遇であり、対戦環境でも見かける事のなかった闇魔界の覇王ですが、2015年にDD・悪魔族にフィーチャーしたストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-収録の闇魔界の契約書のイラスト内にて突如再登場を果たすことになります。
イラストには玉座に腰掛け何かを指示するような闇魔界の覇王と、その配下らしい闇魔界の戦士ダークソード・漆黒の闘龍が描かれています。これにより初登場から15年の時を経て「闇魔界」というワードにようやく繋がりが生まれ、彼らの関係性も明らかになりました。
遊戯王/SR/ユニオンの降臨(302)302-007[SR]:闇魔界の戦士ダークソード
遊戯王/N/ユニオンの降臨(302)302-008[N]:漆黒の闘龍
異次元の勢力を取り込む?
更に闇魔界の覇王はDDDヘッドハントのイラストにも登場しています。
こちらでは異次元の戦士と異次元の生還者らしき人物をヘッドハントし、配下に加えようとしている様子が描かれています。太々しい態度の覇王を前に二人が跪いている様子を見ると、かなりの実力者であることが分かります。
遊戯王/SR/効果モンスター/Vol.7[SR]:異次元の戦士
遊戯王/N/ストラクチャーデッキ帝王の降臨SD14-JP013[N]:異次元の生還者
また異次元の勢力は以前王宮のストーリーの一枚であるDDリクルートにも登場しており、傭兵のようにあちこちで助っ人として動いているのかもしれません。
遊戯王/N/ストラクチャーデッキ -ペンデュラム・ドミネーション-SD30-JP034[N]:DDリクルート
現段階の闇魔界の覇王勢力
少ないですが現段階での勢力を以下にまとめてみます。
トップ:闇魔界の覇王
幹部:闇魔界の戦士ダークソード
ダークソードの部下:漆黒の闘龍・騎竜
助っ人:異次元の戦士・異次元の生還者
雑兵:融合派兵イラスト内の雑兵
ダークソードのようにカード化されているものはかなり少ないのですが、融合派兵や前線基地のイラストを見るに、兵数や拠点等そこそこの力を持った勢力であることが伺えます。
遊戯王/N/エキスパートエディション Volume.1EE1-JP064[N]:騎竜
遊戯王/N/ストラクチャーデッキ -サイバー流の後継者-SD41-JP030[N]:融合派兵
まとめ
以上、闇魔界の覇王の紹介・考察でした。
中々対戦環境では活躍する事が難しい初期バニラがイラストストーリーの方面で登場・活躍してくれるのは個人的に嬉しい限りです。イラスト内ではいずれもDDテーマ内で登場しているので今後もそういう形になるのでしょうか?
異次元組との絡みも含めて今後どうなるのか、注目です。
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