【遊戯王】2020年版!ゼラの戦士のストーリー考察【イラストストーリー】

イラストストーリー

こんにちは、トリビア(@yugioh_trivia)です。

戦士ダイ・グレファーにはたくさんの分岐ルートがあることは遊戯王知っている方なら有名ですよね。
ドラゴンと融合したり、闇落ちしたり、魔剣に体を乗っ取られたり・・・分岐の数だけそれに付随してストーリーが作られ、イラストからあれやこれやと考察が出来て、眺めているだけでも楽しいものです。

※ダイ・グレファーは現在以下の5通りの分岐がある。

 

そして分岐ストーリーにおいて、ダイ・グレファーと同じくらい有名なのがこのカード

 

ゼラの戦士 です。

 


名前から分かる通り、悪魔族モンスターの「ゼラ」に関連している訳ですが、公式では彼が何者で、ゼラとどういった関係なのかといった解説はありません。

そこで、本記事ではゼラの戦士とその分岐について考察・解説していきたいと思います。



ゼラの戦士

《ゼラの戦士》
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1600
大天使の力を手に入れる事ができるという聖域を探し求める戦士。
邪悪な魔族からの誘惑から逃れるため、孤独な闘いの日々を送る。

何はともあれ、まずは物語の始まりでもあるゼラの戦士を見ていきましょう。
パッと見で、カード名や持っている剣の柄からゼラに関連することが分かりますね。

またここまであからさまだと、フレーバーテキストに書かれている”邪悪な魔族”というのがゼラのことを指しているというのも明らかです。

よってゼラの戦士とは、ゼラの誘惑から逃れ、それを振り切るために大天使の力を手に入れようと戦っている戦士なのだと思われます。

ゼラ

 

では続いて、そのゼラについてですが、実は知名度の割に情報はほぼないに等しく、全国大会の賞品(OCGの儀式モンスターとは別物で使用不可カード)に書かれているフレーバーテキストは

《ゼラ》
通常モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2300
大きな体から繰り出されるカギつめの攻撃は強力。

とあるのみです。
初期のカードによくある適当な奴ですね・・・

ちなみにですが、後述する他の分岐のモンスターのステータスはゼラのそれと同じ数値になっており、これがひとつの指標になります。

 

しかしこれだけでは物語の肝でもある、何故ゼラの戦士を誘惑しているのか?という疑問は謎のままですが、儀式魔法であるゼラの儀式にゼラの戦士が描かれている所を見ると

・身体乗っ取り自身を復活させる為の生贄にしようとしている
・自分のしもべとして利用しようとしている

などの推察が立ちます。

ただゼラの戦士や後述する分岐先のモンスターはいずれも腹部に宝石のようなものを付けているのに対して、ゼラにはそれらしいものが見られないことから「ゼラがゼラの戦士の行きつく先の一つ」ではない、と個人的には思っています。

もしくは、「Zera」とはヘブライ語で「種子、子孫」といった意味があり、両者には血縁的に何らかの関係性があるのでは?という考えも出来ますが、現状ではやはり情報不足な感は否めません。

 

大天使ゼラート

 

さて、今度は正しい道を進んだ天使ルートについてですが、ゼラの戦士が求めていた一つの到達点がこの大天使ゼラートだと思われます。

ゼラートのイラストの背景にはフィールド魔法である天空の聖域が描かれており、ゼラの戦士のフレーバーテキストにある”聖域”というワードはこの天空の聖域を指しているのが分かります。

また天空の聖域をサーチする効果を持った天空の使者 ゼラティアスはおそらくゼラの戦士が大天使ゼラートになる過程を描いたものだと思われます。


イラストを見ると、戦士時代のゼラの顔が刻印された剣ではなく、槍のようなものを所持しており、こういった所からもゼラから離れられたことが伺えます。

 

 

ゼラの天使

 

海外新規として登場したゼラの天使は解釈としては難しい所です。
”天使”というフレーズから大天使より下位の存在であると解釈して

このように、中間体としてみることも出来ますし

イラストは天空の聖域から飛び立っているようにも見れるので、天空の聖域に属する天使から離れて別の世界に行こうとしているとも捉えられます。

 

除外しても帰ってくるというOCGの効果も何らかのヒントであるような気もしますが、はっきりしません。

 

 

堕天使ゼラート

 

堕天使ということで、天使から”堕ちた”ゼラートということなのでしょう。
堕ちた原因は謎ですが、他にも堕天使と言われるモンスターが複数いることから考えるとゼラに堕とされたという訳ではなさそうな気もします。

大天使ゼラートが分岐の終点ではなく、何らかの理由で堕天使となったこのカードが終点だとすると、ゼラの戦士は後述のものも含めて全てが所謂”闇落ちエンド”なる訳です・・・

ただ、このカードの角の形状はゼラートよりもゼラティアスに近いようにも見えるので(角度的なもので実際は一緒なのかもしれない)、その名残だとするならばもしかしたらゼラティアスから大天使or堕天使、というような分岐の仕方をするのかもしれません。

 

デビルマゼラ

 

最後は、万魔殿ー悪魔の巣窟によって誕生したデビルマゼラ。

大天使ゼラートと同様の召喚条件や背景にも同じようにフィールド魔法が描かれていることからもゼラートとは対となる存在だということが分かります。

 

キーカードの万魔殿ー悪魔の巣窟はデーモンの支配する土地であり、イラストにも3体のチェスデーモンの姿を見ることが出来ます。


またここはデーモンとは関係性が不明であるものの、同じ悪魔族の暗黒の侵略者が自ら手を下したガガギゴを連れてきた場所でもあります。

 

このことから、万魔殿ー悪魔の巣窟は悪魔族などの遊戯王の世界でいう魔界や冥界のモンスター達が共有して使っている祭壇のような場所ではないかと考えられます。

そう考えるとゼラの誘惑とは、ここにゼラの戦士を呼び出し悪魔化させることで、その成功例がデビルマゼラであると推測することが出来ます。
勿論、ゼラとは無関係なところでゼラの戦士が闇落ちした姿、という可能性も十分にあり得ますが、やはりヒントになる情報が少なく判断しづらい所です。

 

 

まとめ

 

 

長々と語ってきましたが、図にまとめるとこんな感じ。
堕天使ゼラートにどの段階でなるのか、デビルマゼラとゼラの関連性あたりは判断つかない部分です。
結局分からないことばかり、というのが結果になりそうorz

このゼラの戦士シリーズは歴史こそ長いものの、登場カードが極端に少なく謎の多いストーリーの一つで、どこかのタイミングで劇的にストーリーがはっきりしてくるとは思えません。

しかし、堕天使カードの中には神の○○シリーズの神と接触しているイラストがあったり、万魔殿ー悪魔の巣窟はガガギゴのストーリーと関連していたりと、外堀を埋めるような感じで少しずつ分かることが増えているのは事実です。

また最近の過去テーマ強化やリメイクカード量産の流れに乗って、ゼラ関連のカードが登場するかもしれません。

今後もどのようにストーリーが広がっていくのか楽しみです。

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