こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。
今回紹介するのは、王宮・大革命シリーズのイラストストーリーです(この二つは繋がっています)。
このシリーズは、かくあるストーリーの中でも歴史があり、知名度も高く皆さんご存知の方も多いと思いますが、実は他のストーリーとも密接に関わっていたりします。
そういった所も含めて見ていただければ、面白いかなと思っております。
盛者必衰の世の中で生きる王宮の運命や如何に・・・!?
目次
国の繁栄
王宮の鉄壁
国の力の象徴とも言える巨大な城壁は、まさに鉄壁。
王を含め皆が、国の繁栄は城壁と共に永遠に続くのだと、皆信じていた。
王宮の勅命
王 「戦の準備を急げ!これより我が国は更なる繁栄の為、宿敵である隣国へ侵攻する!」
より大きな領地を、より大きな富を求め、王は勅命を下す。
王宮の号令
指揮官の号令を合図に、兵士達は隣国へ侵攻を開始する。
しかし、戦いは想像以上の苦戦を強いられる。
戦局は一向に良くなる気配を見せず、月日ばかりが経過していく。
軍費の想定は大幅に狂いを見せ、やがてそのしわ寄せが現れ始める・・・
民の苦しみ
王宮のお触れ
王宮から民へのお触れ、それは軍費に対するより一層の協力であった。
反発の声が多々聞こえたが、有無を言わさぬ王宮の態度に民はどうすることも出来ず渋々従うほかなかった。
王宮の重税
そして、待ち構えていたのは常識の範疇を大きく超えた重税。
抗議は聞き入れる筈もなく、軍事優先の流れは着々と進み始める。
DDリクルート
手にした資金から異次元より来たという戦士たちを、新たに傭兵として起用するも状況は好転せず。
魔力終了宣言
王は躍起になり、より一層資金を調達しようと、更に民への負担を強いる。
通行税/押収/強制接取
ありとあらゆる手段を用いて資金をむしり取っていくその様は、国を守る兵士とはほど遠くまるで賊のそれであった。
宮廷のしきたり
更に芳しくない戦果に対する苛立ちからか献上品という名目で、王は財宝を手当たり次第に物色し始める。
国中の財宝を貪っている内は少しばかり気が紛れる王だったが、そんな中とある行商人が面白い品があるという触れ込みで王宮を訪ねてきた。
移り気な仕立て屋
「王様、私目に一着お洋服を仕立てさせて頂けませんでしょうか?世にも奇妙なこの”馬鹿には見えない不思議な布”を使って・・・」
先の見えない戦局が王の中の何かを狂わせ始めていた。彼はいつの間にか冷静さを欠き、己の感情をコントロールすることさえ出来なくなっていたのだ。
暴君へと変貌
裸の王様
王は仕立て屋に言われるがまま裸の王様になった。
民の冷笑にも気付く様子はなく、満足気に街を歩く姿にかつての威厳は見る影もなかった。
戦士の生還/切り込み隊長
そんな折、命からがら帰還した切り込み隊長が戦況の報告に現れるが・・・
暴君の威圧
待ち受けていたのは、感情のまま怒鳴り散らす暴君であった。
負傷し疲労困憊の切り込み隊長であったが、何よりも王の豹変ぶりに困惑の色を隠せなかった。
暴君の暴言/戦士ラーズ
同じく戦士ラーズも労いの言葉など一切なく醜悪な暴言、罵倒を喰らい
暴君の暴力
気にくわない奴らは手痛い制裁を受ける羽目に・・・
暴君の暴飲暴食
そして、すべての鬱憤を食欲によって晴らそうと毎日のように暴飲暴食を繰り返すのだった。
油断大敵
ただ、王も唯一食後のティータイムだけは穏やかな心持ちで過ごすのだが
あろうことか、そこにはピエロに扮した刺客が・・・
暴君の自暴自棄
間一髪、家臣の機転の利いた対応で難を免れるが、王は恐怖の余り自暴自棄に暴れまわる。
運命の潮目が変わり始めた。
立ち上がる民
王が傍若無人に好き勝手していた頃、民たちは重い税や理不尽な仕打ちに必死に耐えていた。
すべては戦が終わるまでの我慢なのだと・・・
王宮の弾圧
中には、国の制作に声を大にして反対する者もいたが、言論の自由は認められず反逆者として弾圧を受けてしまう。
弾圧される民/逃げまどう民
そんな中で痛みや苦しみ・悲鳴は大きく膨らみ続け、国中に伝播していく
契約洗浄
更に、王の様々な隠ぺい工作の発覚が拍車をかけ、反逆の炎は今まさに団結し王宮をも揺るがす大火になろうとしていた。。
団結するレジスタンス
そして団結するレジスタンスが結成された。
彼らは陰ながら各地で暗躍し、ひそかにその勢力を拡大していく。
すべては王宮に奪われた生活を取り戻すため・・・
ーーそして、時は満ちるーー
大革命
決戦の火ぶたが切って落とされた。
民たちはその力を結集し、革命を起こしたのだった。
大革命返し
革命軍は一気に宮殿まで乗り込むが、そこには予想を反する数多の国の兵士達が待ち構えていた。
なんと不運にも全てはリークされていたのだった。
その様子を玉座から悠々と眺める王は不敵な笑みを浮かべ愉悦に浸る。
王宮の牢獄
主犯たちは投獄されることとなり、革命は失敗に終わった。
倍返し
と思われたが数日後、宮殿の前には何千何万という民が押し寄せていた。
革命の火は消えることなく、今や全国民の中で大きく燃え滾っていたのだ。
手のひら返し
ついに家臣たちは離反を企て、王は宮殿から追放されることとなる。
最早、王は王でなくなっていた。
岩投げエリア
そして王の追放によって統率力が落ちた王宮の向かう先は目に見えていた。
民は宮殿に向けて投石・・・
王宮の陥落
王宮は陥落した。
圧政に屈することなく戦い続けた民は、自由という名の勝利をつかみ取ったのだった。
一方、その頃・・・
しっぺ返し
「い、痛い!やめてくれ・・・もう、許してくれ・・・・頼む・・・」
すべてを手にした王は、今すべてを失った。
民に囲まれ野次罵倒を受け、あちらこちらからものが飛んでくる。
必死の訴えも虚しく、彼が許される日はまだ当分訪れそうもない。
まとめ
今回も遊戯王によくあるバッドエンドでの締めくくりとなりましたが(※民の視点で見ればハッピーエンドですが)、裸の王様になって最終的に陥落する所まで話が繋がっているのが見事です。
最後はちょっとかわいそうですけど笑。
さて、物語の最中には強欲な壺や成金ゴブリンが登場しています。
成金ゴブリンの物語を見ていただくと分かるのですが、どうやら彼が一攫千金を果たそうとしている町というのが、この王宮の町のようです。
検問は鉄壁の入り口のようです。
彼は盗みが発覚してしまい、牢獄行きとなる訳ですが、実は一緒に収容されているのが王宮の弾圧の民なんですね。
他にも切り込み隊長や戦士ラーズ、ゴブリン突撃部隊も登場しており、こうして他のストーリーとの繋がりを見て取れるのも面白いです。
しばらく新カードは登場していませんが、物語としてはこれで完結したのでしょうか?
新展開をやってもいいのよ?コナミさん?
コメント
遊戯王ストーリーが好きで、いつも読ませて頂いてます!
王宮・宮廷・暴君の王様ってお城の形や玉座から別人のように感じるのですが、トリビアさんはどう思いますか?