救いはないのか!?禁止カードに巻き込まれて実質使用不能になってしまったカード達【遊戯王】

小ネタ

こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。

遊戯王にはリミットレギュレーションというルールの元、強力過ぎるいくつかのカードは使用が禁止・制限されていて、登場当時は自由に使用できていたカードもこのルールによって、規制され使えなくなってしまうことがあります。

今回は禁止カードに関連する効果を持っていたがために、本来の使い方ができなくなり、存在意義を失ってしまったカードを紹介していこうと思います。

 

ガーディアン・エルマ

効果モンスター
星3/風属性/天使族/攻1300/守1200
「蝶の短剣-エルマ」が自分のフィールド上に存在する時のみ、このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができる。このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地の装備魔法カード1枚をこのカードに装備する事ができる。

最初に紹介するのは結構有名なこのカード。

《ガーディアン・エルマ》はループコンボの原因として《蝶の短剣―エルマ》が禁止カードに指定されてしまったことで、自力での召喚が不可能になってしまいました。


遊戯王/ガーディアンの力/304-032 蝶の短剣-エルマ【スーパーレア】

 

ただこのカード自体は禁止カードではないので、実用性はともかくフィールドに出すことを目的とするのであれば、一応以下の方法があります。

・セットして《太陽の書》など他のカードの効果で表側にする
青天の霹靂》で無理矢理特殊召喚する←※通常召喚可能なモンスターには使用できませんでした
・《天声の服従》によって相手の手札から特殊召喚する

 

うーん、手間が凄くかかりますし、そもそも【ガーディアン】自体デッキとしてほぼほぼ成り立っていな・・・・ゲフンゲフン

 

 

 

E・HERO バブルマン・ネオ

効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する「E・HERO バブルマン」と手札の「突然変異」を墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、カード名を「E・HERO バブルマン」として扱う。このカードと戦闘を行った相手モンスターをダメージステップ終了時に破壊する。

《E・HERO バブルマン・ネオ》は【変異カオス】において猛威を振るった融合モンスターを特殊召喚する《突然変異》が禁止カードに指定されたことで、自力での特殊召喚は不可能になってしまいました。


遊戯王 301-038-N 《突然変異》 Normal

 

こちらもエルマと同様のパターンですが、通常召喚が出来ない分フィールドに出すのは困難になっています(一応青天の霹靂と天声の服従による特殊召喚は可能)。

HEROの名前を冠しているため、各種サポートは充実しており手札融合の素材になることは出来ますが、それなら普通に《E・HERO バブルマン》を使えば?となってしまいます。

 

 

 

炎征竜ーバーナー/水征竜ーストリーム/地征竜ーリアクタン

効果モンスター
ドラゴン族または〇属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「〇征竜―〇〇」1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。「〇〇」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

これらのいわゆる””征竜も””征竜の禁止によって実質バニラモンスターとなってしまいました。

ただ、注目すべきはこれら子征竜自身も親征竜が禁止になる前には禁止カードに指定されていたということ。

根本の原因は征竜ではありますが、その征竜を特殊召喚できるこれらのカードも強力であり、そういう意味では表裏一体の関係と言えるでしょう。

 


遊戯王 20TH-JPC83 嵐征竜-テンペスト 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION

ちなみに《嵐征竜―テンペルト》の制限解除により《風征竜―ライトニング》は普通に使用することが出来ます。

 

 

 

フェニキシアン・シード

効果モンスター
星2/炎属性/植物族/攻 800/守 0
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動できる。手札から「フェニキシアン・クラスター・アマリリス」1体を特殊召喚する。

【植物リンク】の台頭により《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》が禁止されたことで、この《フェニキシアン・シード》も実質バニラカードとなってしまいました。

他のカードと違い、元々はあまりメジャーではなかったアマリリスが無限バーンと言う形で一気に禁止カードになってしまった分、このカード自身にとっても思わぬとばっちりとなりました。


遊戯王 フェニキシアン・クラスター・アマリリス RGBT-JP006 ノーマル

 

 

現在では使用可能ですが、《混沌の黒魔術師》を特殊召喚する《光と闇の洗礼》が似たような例として挙げられます。


遊戯王OCG 光と闇の洗礼 ノーマル DP17-JP013  [-王の記憶編-]

 

 

迷宮の魔戦車

融合モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2400/守2400
「ギガテック・ウルフ」+「キャノン・ソルジャー」

リンク召喚(主にFWD)から生まれるループバーン効果により、アマリリスと同様禁止カードに指定されてしまった《キャノン・ソルジャー》ですが、実はその影で融合先である《迷宮の魔戦車》も正規召喚の道を閉ざされてしまいました。


遊戯王カード 【キャノン・ソルジャー】 BE02-JP045-R

 

似たような境遇には、《クリッター》+《黒き森のウィッチ》を融合素材とする《クリッチー》が存在していましたが、こちらは素材となるモンスターの両方が禁止カードになっていた時期があったため、それを考えればまだ救いはあるでしょうか?


遊戯王カード クリッチー SOD-JP036N

 

 

壺魔神/強欲な壺の精霊/壺盗み

効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻1200/守1300
手札から「強欲な壺」1枚を墓地へ送る。自分のデッキからカードを3枚ドローする。
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 100/守 100
このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する時に「強欲な壺」を発動した場合、「強欲な壺」を発動したプレイヤーはカードをもう1枚ドローする事ができる。
速攻魔法
「強欲な壺」発動時に発動する事ができる。「強欲な壺」の効果を無効にし、自分はデッキからカードを1枚ドローする。

禁止カードの代表格である《強欲な壺》に関する能力を持っていたこの3枚も強欲な壺の禁止に伴って実質バニラモンスターになってしまいました。

特にモンスター2体は召喚して最悪”壁”になるものの、魔法カードである《壺盗み》に関しては発動すら出来ないので、手札コストやブラフとして使用する以外に用途が存在しなくなってしまいました。


遊戯王 強欲な壺 15AY-JPB26 ウルトラ

 

 

 

 

避雷針

通常罠
相手が「サンダー・ボルト」を使用した時、自分モンスターの代わりに相手モンスターを全て破壊する。発動後このカードを破壊する。

最後に《サンダー・ボルト》のピンポイントメタカードである《避雷針》も実質コスト、ブラフとしてしか用途のないカードになってしまいました。

ただ海外環境では《サンダー・ボルト》が制限カードとして復帰しており、日本でも《ハーピィの羽根箒》が制限復帰していることなどを考えると、その内本来の使い方が出来るようになるかも?しれません。


遊戯王 サンダー・ボルト PE-25 ノーマル

 

 

 

 

 

救済してあげたいがどうしようもない気も・・・

ということでまとめてみましたが、どのカードも仕方ないというか名称指定になっているので原因となった禁止カード達が制限復帰する、もしくはエラッタするしか救済する方法がないのが難しい所・・・。

でも《強欲な壺》はともかくとして、《蝶の短剣-エルマ》とかは「ターン1回」にすれば大丈夫そうな気もするんですが、それでもコナミさんが今までノータッチな所を見ると、残念ながらこの先も怪しそうです。

 

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