【遊戯王】ダーク・ボルテニス、幻のプレイマット【小ネタ】

小ネタ


(※私が愛用しているレインボードラゴンのプレイマット)

こんにちは、トリビア(@yugioh_trivia)です。

プレイマットってかっこいいですよね~
勿論、遊戯王で一番大切なのはデッキであってプレイマットやスリーブはあくまで装飾品でしかないのですが、それでも自分のお気に入りのアイテムを使っているとやっぱり気分がいいです。

最近では日本国内でも大会等で配布されることも多くなりましたが、ひと昔前まではほとんどなく日本製のプレイマットと言えばスターターデッキやストラクチャーデッキに付属されてる紙製のものがほとんどでした。

(※こんなの)

まともなラバー製のものが欲しければ、海外製のものを購入するしかありませんでした。
海外ではたくさん製造されていてデザインも秀逸なものが多かったのです。

基本的にカードとは違い同じものが再版されることはまずなく、世界大会のものともなれば数十万円という価格で取引されることもあります。

(※世界大会でしか入手できない超レアもの)


遊戯王20th ANNIVERSARYキャンペーン 第1弾 ラバー製デュエルフィールド 「青眼の亜白龍」  ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン プレイマット


遊戯王 会場限定 ラバー製 デュエルフィールド「サイバース」


遊戯王 会場限定 ラバー製 デュエルフィールド 「トリックスター」

そんなある種カード以上に希少性があるとも言えるプレイマットですが、実は配布が予定されていた大会が中止になりごく一部にしか出回らなかった「幻」のプレイマットをご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが、ダーク・ボルテニスがプリントされたこのプレイマット。
今回はひょんなことから配布されることなくプレミアがついたこのプレイマットにまつわるお話をしていこうと思います。

 

UPEER DECKがすべての原因?

以前コナミはUPEER DECKという野球チップス等を製造している会社に英語版の遊戯王カード(TCG)の販売および製造を委託していました。しかしUPEER DECKは遊戯王の売上が右肩上がりなのをいいことに、徐々に利益を追求するような販売形態へと変わっていきます。

①封入操作とレアリティ変更

 

俗にいう強いカードのレアリティを軒並み上げ、封入率も数箱に1枚といった具合に下げました。ダーク・アームド・ドラゴンは日本盤ではレアカードなのに対して、英語版ではシークレットレアに格上げされており、この代表的な例と言えるでしょう。
当然、プレイヤーにとっては嬉しくないですが、UPEER DECKの懐は潤います。

②海外新規カードの製作

 

ライトロードサポートの光の援軍や植物強化のローンファイア・ブロッサム、闇属性全般に対応する闇の誘惑など、今現在でも活躍するパワーカードを作り出します。こういったカードは皆欲しがりますから当然売り上げも上がります。

③独自の海外ルール

いくつかのカードの裁定やルールは一時期日本と海外とで違っていました。海外のカードが上手く売れるように規制をかけたり、カードの裁定を変えたりして売り上げに有利なようにコントロールしていました。トレーディングカードゲームは本来言葉の壁を越えて誰でも遊べるものの筈なんですが・・・

④他言語版の使用禁止

UPEER DECK主催の大会では日本語版等の海外製のカードを使うことを禁止しました。自社の製品を買わなければ大会には出られないぞ!と主張したわけです。先ほど挙げたように英語版には有用なカードの封入率が極端に低く多言語で補うことも仕方ない状況でしたが、これも売り上げアップに繋がります。

 

 

行き過ぎた横暴の末に・・・

このようにある意味やりたい放題やっていたUPEER DECKですが、身から出た錆、というのかひょんなことから遊戯王に関する事業から撤退することとなります。

それは、偽装カードの販売

コナミから正式にTCGの製造・販売の委託を受けているにも関わず、UPEER DECKは裏で偽造カードを作り密かに売っていたのです。このことが発覚し裁判沙汰になります。一度はうまく切り抜け裁判に勝訴しますが、後々証拠を押さえられジ・エンド。

裁判の際、弁護士が

「現時点でUPEER DECKのライフポイントはほとんど残っていない」

という謎の名言を残すことになります。

そしてこの一見の真っただ中で開催されるはずだった大会の景品こそダーク・ボルテニスのプレイマットなのです。
このようにして幻と言われるプレイマットが誕生しました。

 

 

まとめ

この記事だけを見ると悪者にしか見えないUPEER DECKですが、大会やイベント運営には力を入れ遊戯王を盛り上げてきたのは紛れもない事実です。(やったことは決して許されませんが)
ダーク・ボルテニスのプレイマットは不運な事件でしたが、実は日程的にいくつかの地域では配布されているようで少数ですが出回っているようです。

もし機会があれば拝んでみたいものですね。

動画でも詳しく解説してますのでよろしければどうぞ~

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