DT世界のストーリーを紹介していきます。
今回からtierra編その①ということでシャドール登場編まで。(※順次更新していきます)
以下ストーリーはマスターガイド5を参考にしています。
遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ マスターガイド 5 (愛蔵版コミックス)
神星樹と二つの神
遊戯王/第9期/2弾/NECH-JP076 ナチュルの神星樹
《ナチュルの神星樹》はDT世界のすべての命の源であり、神星樹のエネルギーは大地を伝って地上に新たな生命を育み、死後は再び神星樹へと還っていく。
このような輪廻転生のシステムによってDT世界は長き間は繁栄を続けてきたが、実は神星樹の中にはこの輪廻転生システムが二つある。
一つは創造の力を持つ《創星神sophia》が遂行する「sefiroth」システム。
もう一つは破壊の力を持つ《創星神tierra》が遂行する「qliphoth」システムである。
これら二つのシステムはそれぞれ独自に起動していたが、太古の昔に起きた神々の戦いにおいてsophiaがtierraを破ったことで、qliphothシステムは停止、sefirothシステムのみが起動することとなる。
↓sophia勝利後
さらにsophiaは手に入れたtierraの「破壊の力」と自らの持つ「創造の力」を使用し、神星樹へのアクセスを可能とする「核石」を生み出し、その力でtierraを封印する。
またtierraの封印を確かなものとするため、「核石」を10個に分裂させ遠く離れた地に住む部族へと宿らせた。
これはのちに正義の心を持った部族「ジェムナイト」の礎となり、彼らの「輝石」となる。
こうして、tierra封印後はsefirothシステムを通じた種族のみが繁栄することに。
創造の力と破壊の力を組み合わせることで誕生した神星樹のアクセスキーであり、これによってtierraは封印されている。
sophiaにより10個に砕かれ、ジェムナイトへと受け継がれた。
それから遥かな年月が経過、以下のストーリーが展開される。
戦いの予感
先の大戦後は別々に行動していた《セイクリッド・ソンブレス》と《ヴェルズ・ケルキオン》だが、創造の力・破壊の力が外部からの干渉を受けているのを察知する。
sophia復活の予兆ではないか、と推測した二人は神星樹の下で数十年ぶりに再会を果たす。
またこの時、同様に異変を察知して《ナチュル・ガオドレイク》や《インヴェルズ・ローチ》、「霊獣」「影霊衣」といった面々も神星樹へと集まっていた。
霊獣:先の大戦では「ガスタ」と呼ばれていた部族の末裔であり、ガスタの希望カムイは霊獣使いの長老となっている。ガスタと同様に精霊使いと精霊獣が一体化することで力を発揮する。
影霊衣:先の大戦に興った儀式集団「リチュア」の末裔であり、その生き残りであるエミリア・アバンスを中心とし、降霊術・反魂術などリチュアの時代からさらに改良された術式を駆使する。
全ての原因は神星樹にあると確信したソンブレスとケルキオンは、お互いの持つ創造と破壊の力の一部をガオドレイクとローチに分け与え、彼らは《神樹の守護獣ー牙王》、《励騎士ヴェルズビュート》へと進化、神星樹を守り監視する役割を担った。
竜星の覚醒
その後、世界の危機を救うべくケルキオン達と別れたソンブレスは、地上に点在する生命エネルギーの強い地脈を探す。
中古遊戯王/ノーマル/ザ・デュエリスト・アドベントDUEA-JP062 [N] : 竜星の気脈
ソンブレスの目的は、神星樹の封印を解き内部の「sefirothシステム」を制御、sophiaの復活を阻止することであった。
そのためには、sophiaの生命エネルギーに由来する「竜星」の力を具象化させ、神星樹へのアクセスを可能にしなければならなかった。
ソンブレスは《ジェムナイトマスター・ダイヤ》より受け継いだ7つの「輝石」と自身の前身である《ジェムナイト・セラフィ》の「輝石」、合計8つの「輝石」に創造の力を組み合わせることで8体の竜星を誕生させる。
神星樹へのアクセスにはもう1体の竜星が必要であったため、9体目の竜星を求めてソンブレスは地上の地脈を駆け回った。
シャドールの登場
その一方で、ケルキオンはかつての大戦の戦友である《ジェムナイトマスター・ダイヤ》が霞の谷の大湿原で暴走しているとの噂を聞きつけ急行する。
そこには無差別に人々を襲うかつてのダイヤの成れの果て、《暗遷士カンゴルゴーム》の姿があった。
遊戯王 PRIO-JP054-SP 《暗遷士カンゴルゴーム》 Super
襲った人々の肉体を抜け殻(器)にして、魂だけを取り込むという恐ろしいカンゴルゴームの力を目の当たりにしたケルキオンは事態を収拾しようと奮闘する。
しかし、戦友だったダイヤの面影がちらつくからか、彼に刃を向けることのできないケルキオンはついにカンゴルゴームに取り込まれてしまう。
ケルキオンの持つ「破壊の力」を得たカンゴルゴームの力は増大し、やがて《影依の原核》へと変化。影依の原核は先の大戦で命を落とした者たちから自我を持たない傀儡「シャドール」を生み出していくのだった。
その②へ続く。
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