こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。
この記事では以前紹介したライズベルトシリーズの物語をもう少し細かく考察していきます。まだ見てないという方はまずはこちらからどうぞ!
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召喚師ライズベルト
まず初めに見ていくのは召喚師ライズベルト。
時系列としては一番最初に来ると思われるカードで、シリーズ中唯一の通常モンスターであるためフレーバーテキストを確認することができます。
妹セームベルをとても大事に想っている、心優しき兄ライズベルト。
昼下がりの午後に妹と一緒に魔術書を読む時間は毎日の日課になっており、
そんな二人の仲睦まじい様子に周囲の人は自然と心が癒されてしまう。
イラストからも見て取れるようにかなり平和な内容となっていて、このことから召喚師ライズベルトは召喚師セームベルと兄弟であることが分かります。
またこのイラストから読み取れる情報としては他に、二人とも似たような首飾りを身に着けていることと、同じく二人ともが黒猫を使い魔として使役していることが挙げられます。
これは後に考察していくうえでの手掛かりになります。
が、やはり何より特徴的なのが背後にいるこいつらの存在でしょう。
ご存知の方も多いと思いますが、影に隠れて頭しか見えていないヒュプノシスターと黒いオーラに包まれている黒猫が描かれています。
どうやら幸せそうな二人を羨ましがっている、妬んでいるように見えます。
ヒュプノシスター
ヒュプノシスターのカード名は「ヒュプノシス(Hypnosis:催眠)」と「シスター(Sister)」から来ているようで、その証拠にいかにも催眠術ができそうな振り子を持っています。
そばに描かれている黒猫、これはライズベルト達との関係を見るに、彼らと同様にヒュプノシスターの使い魔ということだろうと思われます。ただ、黒いオーラをまとい意志があるように見える点でペットのような扱いを受けているライズベルト達の使い魔とは少し事情が違うようです。
揺れる眼差し
セームベルが羨ましい、自分もライズベルトを独り占めしたい、そんな感情を抑えきれなくなったヒュプノシスターは、ライズベルトに催眠をかけて彼を独り占めにしようと行動に出ます。
これが時系列的には2番目となる振れる眼差しのイラストで描かれています。
背後から振り子を持ってささやくヒュプノシスターと洗脳されかけて頭を抱えるライズベルトですが、背後にはライズベルトを探しているようなそぶりを見せるセームベルが描かれています。このことからライズベルトは洗脳されるだけではなく、黒い渦に飲まれてどこかに連れ去られセームベルとは離れ離れになってしまったようです。
調星師ライズベルト
そしてヒュプノシスターによって洗脳されたライズベルトは調星師ライズベルトへとその姿を変えます。いわゆる「闇堕ち」でしょうか?、ライズベルト自身も使い魔の黒猫も容姿が大きく変化しています。しかし闇堕ちしてもセームベルに教えていたはにわを出す魔術は忘れていないようです。
こうしてヒュプノシスターの野望は果たされたかに思われたものの・・・
揺るがぬ絆
続く揺るがぬ絆のイラストではライズベルトは何故か正気に戻っています。
何とか辻褄が合うように想像すると
催眠が解けて正気に戻ったライズベルトはセームベルと再会するために、兄弟の絆である首飾りの力を使って黒い渦から脱出して見事再会を果たし、計画が失敗に終わったヒュプノシスターは悔しがっている・・・というイラストなのだと考えました。
しかし正直な所、このイラストはどういった状況を現しているのかははっきりとは分かりませんでした。
見方によってはヒュプノシスターを助けているようにも見えます。
醒めない悪夢
正気を取り戻したライズベルトだったが、諦めきれないヒュプノシスターはさらに強力な催眠をライズベルトに施す。
度を超した催眠によってライズベルトは昏睡状態に陥ってしまい、その姿を見たヒュプノシスターはついに自らの行いを省みて懺悔する、というのが醒めない悪夢のイラストなのではないかと考えました。
ヒュプノシスターがライズベルトの首飾りを握っていますが、揺るがぬ絆と同様に首飾りが光っていることからもしかするとこの首飾りがセームベルに繋がっていて、彼女に助けを求めている?のかもしれません。
しかしもっとも気を付けなければならないのはヒュプノシスターの使い魔の表情でしょう。
何やら不満げというか、気にくわないことがあるのか怒っているように見えます。
仮にこれがヒュプノシスターが懺悔して謝っていることに対しての怒りだとすると、彼の心情としては、自分は使い魔としてヒュプノシスターに協力して形はどうあれライズベルトを独占することに成功したにも関わらず、喜んでいないヒュプノシスターに対して不満を抱いている、という風にも読み取ることが出来ます。
つまり、黒猫はヒュプノシスターの気持ち云々よりも、ライズベルトを洗脳して独占さえできればよいと考えているようです。
また、これまでのイラストを改めて最初から見てみると、黒猫がいないイラストではヒュプノシスターの額の目は赤く光っており、逆にいるイラストでは額の目は光っていません。
そして額の目が光っている時にヒュプノシスターはライズベルトを洗脳しようとしています。
といったことを合わせて想像すると
この黒猫は、ヒュプノシスターが内に抱えている嫉妬心、独占欲といった感情を満たすために生まれた使い魔、いわば「内なる自分」のような存在ではないのだろうか、と考えました。
そうすると、ライズベルト洗脳という目的を達成しているのに懺悔しているヒュプノシスターに対して渋い顔をしている理由も分かります。
またヒュプノシスターがライズベルトに催眠をかけようとしている時(目が光っている時)、ヒュプノシスターに乗り移っていると考えれば姿が見えないのも何とか説明が着きます。
トランスファミリア
そして醒めない悪夢にてヒュプノシスターを見限った黒猫はついにトランスファミリアになり自我を持ったようです。
ベルにはヒュプノシスターと同じ赤い目が、尻尾と首には覚醒師ライズベルトの使い魔と同じ装飾が見えます。更に背景には縛り付けられたヒュプノシスターのシルエットが描かれており、先の一件でヒュプノシスターを見限り恐らく主従関係を逆転したものと思われます。
ちなみにトランスファミリアのカード名は「トランスファー(transfer:移動)」「トランス(trance:恍惚・夢中)」「ファミリア(Familiar spirit:使い魔)」を組み合わせたものになっています。
覚醒師ライズベルト
ヒュプノシスターの懸命の呼びかけによって、この後ライズベルトは夢から醒めて、覚醒師ライズベルトになったようです。ライズベルトも使い魔の黒猫も容姿が大きく変わっており、召喚師の頃の面影はほとんどなくなっています。(右上にいるのははにわ?)
他の疑問点とまとめ
現状、出ているカードはここまでになっています。
今後は覚醒師ライズベルトとトランスファミリアの戦いになっていく感じですかね~。
このシリーズは枚数が少ないが故に、断片的なイラストが多くどういう状況を現しているのか分かりにくいな、と思いました。特に順番に関しては難しかったです。
あとセームベルとヒュプノシスターの容姿がかなり近いことや、セームベルが魔法使い族なのに対して、兄であるライズベルトとヒュプノシスターが何故か同じサイキック族であることなどは明らかに「何か」あると思いますが、この点に関しても分からず仕舞いでした。
まあ今後も新しいカードが出るとは思いますので気長に待つとします。
あと何度も言ってますが、これはあくまで私個人の妄想に過ぎませんのであしからず。ご意見ありましたらコメントください。それでは!
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