【その2】ルールが変わって強カードに!?時代の変化によって急に評価の変わったカード達

小ネタ

こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。

今回は前回紹介した評価が一変したカードの続編その2をやっていきます。

Twitterにて募集したところ、ありがたいことにたくさんの意見を頂きまして、その中でも私個人がいいなと思ったものを中心に紹介していこうと思います。
まだまだたくさんあるので、今回紹介しきれないものはその3にて紹介しようと思います。

ちなみに第一弾はこちら

【その1】いきなり禁止に!?時代の変化によって急に評価の変わったカード達
こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。 ”遊戯王は株”という言葉があるように、新たなコンボが発見されるとそれまではマイナーだったカードが急にメジャーになることがあります。 そこで、今回は時代の変化によって急に評価が変わっ...

 

 

 

 

 

射出系

キャノン・ソルジャー/トゥーン・キャノン・ソルジャー/メガキャノン・ソルジャー




モンスターをバーンに変換する射出系カードの代名詞とも言える《キャノン・ソルジャー》およびその派生カード達。

元々、登場初期から《クリッター》や《スケープ・ゴート》のトークンなどを射出する戦術は存在しており、国際大会で活躍した例から見ても強力なカードであることは間違いありませんでした。

その後カードプールが増えるにつれて、特定のカード2~3枚と組み合わせてのループワンキルがいくつか開発されたものの、成功率の低さから「揃えば、決まれば」という程度のものでした。

 


中古遊戯王/COTD-JP043 [UR] : ファイアウォール・ドラゴン

しかし、第10期に入り《ファイアウォール・ドラゴン》が登場したことで転機が訪れます。

《ファイアウォール・ドラゴン》はその効果から、射出系カードと《A-アサルト・コア》といった墓地回収系のカードと組み合わせることでループワンキルを発生させることが可能であり、これを境に《キャノン・ソルジャー》等の射出系カードは一気に評価を高めることとなります。

ただ、先行ワンキルに厳しい姿勢を見せる公式によってこれらのカードは、無制限から一気に禁止カードに指定されることに。

現在では禁止となっていますが、根本的な原因である《ファイアウォール・ドラゴン》はこの時制限カード止まりで、「アニメのエースモンスター故に禁止にしにくい」という大人の事情も絡んでいました。

 

 

 

アマゾネスの射手

2体のリリースを要求するもののバーン量が増えた同じく射出系の《アマゾネスの射手》。

このカードは登場時こそ、その重いコストからあまり注目されることはありませんでしたが、時代の推移と共にサーチ・リクルートが容易となり、《キャノン・ソルジャー》と同じく数枚のカードによるループワンキルが開発されます。

特に自身をデッキから簡単にリクルート出来る《M.X-セイバー インヴォーカー》の存在はコンボの成立を大きく高めるものでした。

その後は《キャノン・ソルジャー》達と同じく《ファイアウォール・ドラゴン》との組み合わせが危険と判断され禁止カードに指定されました。


中古遊戯王/DUELIST BOX 2012DB12-JPS03 [シク] : M.X-セイバー インヴォーカー

 

 

 

 

トークン生成系

リンク召喚の登場により、素材となるトークンを生成する《スケープ・ゴート》は一気に評価を上げましたが、同様にトークンを生み出せるこれらのカードも活躍の幅を広げました。

BF-隠れ蓑のスチーム

《BF-隠れ蓑のスチーム》は元々【BF】デッキに採用されることは少なく、どちらかと言うとファンデッキでの活躍が主でした。

しかしリンクモンスター、特に《水晶機巧-ハリファイバー》との相性が非常によく、自身を特殊召喚してリンク召喚、トークンを出して自身を蘇生、さらに展開につなぐという動きは非常に強力であり、現在は禁止カードに指定されています。


中古遊戯王リンク・ヴレインズ・パックLVP1-JP091 [シク] : 水晶機巧-ハリファイバー

 

 

 

幻獣機オライオン

《幻獣機オライオン》は登場時から【幻獣機】では必須級のキーカードとして重宝されていましたが、どんなデッキにも入るという訳ではなく、あくまで幻獣機の専用サポートという認識でした。

しかしこのカードもスチーム同様、《水晶機巧-ハリファイバー》との相性の良さは抜群であり、現在でも多くのデッキに採用されています。

 

 

 

 

 

テーマ・種族強化系

ルール変更によって評価が変わるカードもあれば、テーマや種族の強化によって評価が高くなったカードも存在しています。

サンダー・ドラゴン

自身を手札から捨てることで同名カードをサーチすることが出来る《サンダー・ドラゴン》は、元々《双頭の雷龍》を融合することを意識した効果を持っていたものの、手札コスト・デッキ圧縮要員として活躍することの方が多かったように思います。

しかし、SOUL FUSIONにて約18年ぶりにカテゴリ化され、【サンダー・ドラゴン】という一つのテーマデッキとして生まれ変わります。

当然ながら、デッキの動きとして《サンダー・ドラゴン》の効果も活きるようにデザインされていることから、当時と比べると大きく評価を上げ出世しました。


遊戯王OCG デュエルモンスターズ SOUL FUSION BOX

 

 

 

ジュラック・アウロ

「ストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動-」によって恐竜族そのものが強化されましたが、その中で制限カードになってしまった《ベビケラサウルス》と同様に《ジュラック・アウロ》は大きく躍進した一枚と言えます。

金華猫》で蘇生を繰り返したり、《真炎の爆発》で大量展開したりと従来からジュラック(恐竜族)のキーカードではありましたが、恐竜族自体がパワー不足だったこともあり注目を浴びることはありませんでした。

その後相性の良い《幻創のミセラサウルス》が登場したことでこのカードのポテンシャルは大きく向上したものの、それでも大きくは評価されませんでした。

しかし、ストラクチャーデッキで恐竜族そのものが凄まじい強化を受けたことで、ようやく評価されミセラサウルスとコンビで現在でも恐竜族デッキにおいて活躍しています。

 

 

 

スクラップ・リサイクラー

召喚・特殊召喚時に機械族モンスターを墓地に送ることが出来る《スクラップ・リサイクラー》はテーマ・種族の両方の強化によって評価が上がったカードです。

【スクラップ】が誕生する以前から登場していたこのカードですが、本家【スクラップ】とはシナジーがほぼなく活躍することはなく、ファンデッキには採用される程度でした。

【遊戯王】その③うっかりカテゴリに入ってしまったカード達【小ネタ】
以前紹介した「うっかりカテゴリ」カードの第三弾です。 若干ネタ切れというか、あるにはあるんですが「へぇ~」ボタンを押してもらえるようなカードが少なくなってしまったので内容的には微妙かもしれませんがまとめてみました。 また今回も、逆に惜しくも...

しかし、スクラップサポートの《スクラップ・ワイバーン》の登場や相性の良い【無限起動】の登場によって評価が一気に上がりました。

ドローまで付いた機械族版の《終末の騎士》ということで元々の潜在能力は高かった分、正当な評価をようやく得たといった方が正しいのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

まだまだありそう

ということで、評価が変わったカードの紹介その2でした。

射出系のカードは《ファイアウォール・ドラゴン》が禁止になった今なら戻ってきてもいいのかもしれませんが、やはり現代の遊戯王において「1ターン1回」が付いていないカードはいつでもワンキルを起こし得るのでそういった点では「怖い」ですよね。

個人的には《サンダー・ドラゴン》のような強化の仕方はとてもいいと思うので、今後もこう言った強化があるといいなーと思っていたり。

それでは!

【その3】他力本願竜とか言われていた過去は何処へ......時代の変化によって急に評価の変わったカード達
こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。 過去2回紹介してきた「環境の変化によって評価が一変したカード」の第3段です。 やってもやっても候補はたくさんあって、キリがない気もするのですがとりあえず今回も個人的に印象の強いもの...

 

小ネタ
シェアする
triviaをフォローする
遊戯王のトリビア

コメント

  1.   より:

    ゴウフウはリンク登場前から、シンクロダークやメタルフォーゼと組んで悪用されまくってたんですが

    • trivia より:

      勉強不足でした!訂正しておきました。ご指摘ありがとうございます。

  2. えびかにたまごりんご より:

    ベビケラサウルスは制限カードです。
    禁止カードって書いちゃってますよ