こんにちは!トリビア(@yugioh_trivia)です。
今回はピンポイント過ぎるメタカードを紹介していきます。
カードプールがそれほど広くなかった当時、強力なカードのメタとして登場したピンポイントメタカード。時代が流れ彼らに生きる道はあるのでしょうか?
避雷針
相手フィールドのモンスター全てを破壊する魔法カード《サンダー・ボルト》のメタカードである《避雷針》。
海外環境では《サンダー・ボルト》が2014年に制限復帰しているため効果を使うことができますが、日本の環境では未だ禁止カードであるため、デッキに入れることは出来ても実質意味のないカードとなっています。
決まれば爽快だとは思いますが、正直《神の宣告》や《スターライト・ロード》といったカードで対策した方が現実的という・・・
ホワイト・ホール
フィールド上のモンスター全てを破壊する《ブラック・ホール》のメタカードである《ホワイト・ホール》。
2004年に《サンダー・ボルト》の後を追うように《ブラック・ホール》も禁止カードになってしまい、このカードも禁止ではないものの実質意味のないカードでしたが、2010年に《ブラック・ホール》が制限復帰したため通常通りの運用が可能になりました(それでも使われないし、そもそもブラック・ホールすら使われないという悲しい現実)。
地味に蟲惑魔の「ホール」通常罠カードというカテゴリに入るうっかり屋さんでもあります。
グリフォンの翼
相手フィールドの魔法罠カード全てを破壊する《ハーピィの羽根箒》のメタカードである《グリフォンの翼》。
このカードも《ハーピィの羽根箒》が長い間禁止カードに指定されていた為、意味のないカードでしたが現在では制限復帰しているため、通常の運用が可能です。
また、《幻のグリフォン》というイラストに描かれているモンスターが登場、ハーピィとは仲が悪いという情報が15年の時を経て判明しました。
墓場からの呼び声/闇からの呼び声
墓地のモンスターを蘇生させる《死者蘇生》のメタカードである《墓場からの呼び声》と《闇からの呼び声》。
どちらも名前・効果共に似ていて、何故か死者蘇生だけ2枚もピンポイントメタが存在しています。
どんぐりの背比べですが、永続罠である《闇からの呼び声》の方が若干優秀でしょうか?
他のピンポイントメタカード同様に実用性はかなり怪しいものですが、《死者蘇生》をサーチ・サルベージできる《アンクリボー》の登場により、わずかに使える頻度は上昇したようです。
遊戯王 VJMP-JP159 アンクリボー【ウルトラレア】 Vジャンプ特典
壺盗み
無条件で2枚ドローできる《強欲な壺》のメタカードである《壺盗み》。
《強欲な壺》が禁止カードであるため、これも実質意味をなさないカードとなっており、制限復帰も他のカードと比べて厳しそう。
また《強欲な壺》はどんなデッキにも採用されていましたが、このカードを使うよりも《精霊の鏡》を使う方が1枚多くドローできるためこのカードは登場時から立場がありませんでした。
壺魔人
ドラゴン族を守備表示に固定する《ドラゴン族・封印の壺》のメタカードである《壺魔人》。
このカードの場合、正直メタっているカードが微妙な分、他のピンポイントメタよりもさらに微妙な感が出てしまっています。
原作では《ドラゴン族・封印の壺》のメタカードと言うよりも「封印の壺を操る魔人」という感じで、OCGのような形ではありませんでした。
ちなみに《強欲な壺》の関連カードである《壺魔神》は”神”であり、こちらは”人”となっています。
ウェザー・レポート
3ターンの間相手の攻撃を封じる《光の護封剣》のメタカードである《ウェザー・レポート》。
リバース時に《光の護封剣》を破壊し更にそのターンバトルフェイズを2回行うという、他のピンポイントメタに比べるとかなり強力な効果になっています。
相手に《光の護封剣》を押し付けてかつこのカードをリバースさせる、という相当難易度の高い動きを要求されますが、現状自分のバトルフェイズを2回行うことが出来るようにするカードはこのカードのみで、決まれば爆発力があります。
決まれば気持ちいいが・・・
ということで、ピンポイントメタカードの紹介でした。
そもそも使えなかったり使うことか出来ても汎用性の高いカードが他にあったりとどれも厳しい事情を抱えていますね。
時代と共にカードプールが増えてインフレしていった結果であり、仕方ないのかもしれません。
と、思ったけど
よく考えたらこれらのカード当時から使われてなかったんじゃ・・・
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